メキシコの国旗
国旗に込められた意味
- 緑 — 希望と独立
- 白 — 統一と純潔
- 赤 — 国の英雄たちの血
- サボテンの上のワシとヘビ — テノチティトラン建国のアステカ伝説
図案の根拠: Ley sobre el Escudo, la Bandera y el Himno Nacionales (DOF 08-02-1984), Artículo 3 · 1968年採用
この国の見どころ
- 🌮 タコスなど世界的な美食文化
- 🏛️ マヤ・アステカの古代文明
- 🎉 華やかな「死者の日」の祭り
- 🏖️ カンクンなどカリブのリゾート
- 🎺 マリアッチ音楽の陽気さ
基本情報
- 地域
- アメリカ · 北アメリカ
- 人口
- 約131,946,900人 (2025)
- 面積
- 1,964,375 km²
- 首都
- メキシコシティ
- 言語
- スペイン語
- 通貨
- メキシコ・ペソ (MXN)
- 国際機関
- 国際連合, 経済協力開発機構
似た国旗
縦三色旗
隣国
簡略化した地図の輪郭から推定した陸上の隣国です。
歴史の中のシンボル (4)
歴史上の本拠地が現在のこの国の領域内にある紋章・エンブレムです。

アステカ戦士の盾(チマリ)
由来チマリは、スペイン征服以前のメキシコ中央高原でメシカ(アステカ)の戦士が手にした円形の盾を指すナワトル語の名である。上等な盾は葦と木で枠を組み、その上に熱帯の鳥の羽根をモザイクのように貼り、下の縁には羽根の房を垂らした。ここに見えるのは、その盾をシカルコリウキと呼ばれる階段文で飾った姿として現代に描き起こした図案で、現存する特定の一点を写したものではない。
説明円盤を縁取る太い黄金色の輪を除けば、内側を占める色は黄と墨色の二つだけで、面積もほぼ半々である。二色はそれぞれ同じ形を一つずつ描く。中央で角ばって巻く渦、片側へ抜けながら直角に折れて下りる階段、そして四十五度に長く引かれた斜線が切り取る三角の楔である。二つの形は互いを半回転させた姿で噛み合い、どちらを地と呼ぶこともできない。渦と階段を一続きにしたこの文様がシカルコリウキで、宮殿の壁の石装飾から織物まで、メソアメリカ各地で用いられた。実際の盾ならこの文様は貼り付けた羽根で埋められ、縁の下に垂れる赤い羽根はその仕上げの房にあたる。

テツココのアルテペトル標章
由来ナワの人々は都市国家(アルテペトル)の名を文字ではなく絵で記し、その絵がそのまま町の目印になりました。テツココはテスココ湖の東岸に開けたアコルワの首都で、1428年にテノチティトラン、トラコパンと三国同盟を結び、1521年のスペイン征服まで法と学問の中心として知られました。ここに掲げた図は、植民地時代の写本に残る標章を今日のベクター画で描き直したものです。
説明画面の下三分の二は、ナワ文字で丘を表す定型の記号です。黄土色と赤みを帯びた茶色の帯が交互に走る釣鐘形の高まりで、左右の裾には先が鉤のように巻いた突起が一つずつ張り出し、いちばん下には褪せた赤の帯と生成りの帯が横に重なり、その下で裾が小さな二つの足に分かれます。丘の表面には幅広い淡い緑の葉が二枚、縦に伸びて頂を越え、それぞれの先にくすんだ薔薇色の丸い花頭が一つずつ載り、金色の円盤に取り巻かれています。丘はこの絵が地名であることを示し、そこに生える植物がどの土地かを読み解く手がかりになります。

トラコパンのグリフ
由来トラコパンはテスココ湖の西岸にあったテパネカ系の都市国家です。1428年にテノチティトラン、テスココと三国同盟を結び、三者のうち最も小さな取り分の一角として1521年のスペイン征服まで存続しました。ナワの書記は地名を絵で書き表しており、トラコパンは「茎・むち」を意味するトラコトルに場所を示す語尾 -pan がついた名なので、その植物で地名を記しました。ここに載る図は古写本の一葉ではなく、その表記を現代にベクター画で描き直したものです。
説明画面の下端にはクリーム色の帯が地面のように横たわり、そこからオリーブ色の茎が三本、並んで立ち上がっています。どの茎にも先のとがった淡い緑の葉が左右に一枚ずつ、二段に付いています。三本の先端はいずれも同じ積み方で、大きな青紫の円盤の上に上へ開いた赤い扇形が載りますが、その扇形の下のとがった先だけは赤ではなくクリーム色で、円盤のほうへ細くなりながら下りています。いちばん上には細い柄と黄色い球が伸びます。この植物そのものが都市の名であり、下の帯はその名が生い立つ土地を示しています。

第一次メキシコ帝国の国章
由来1821年にスペインから離れたメキシコは、翌年アグスティン・デ・イトゥルビデを皇帝に戴きました。この国章は1822年から1823年まで続いたその帝国の標章です。アステカのテノチティトラン建国伝説を土台に、ヨーロッパ風の帝冠とマントを重ねた図案で、ここに見えるのはその図案を現代に描き直したものです。
説明銀白色の盾の中で、褐色の鷲が翼を広げ、緑の蛇をくちばしにくわえ、頭に小さな金冠をいただいたまま、青い水の中の岩から伸びた桃色の花のウチワサボテンに立っています。メシカの人々が都を築いたとされる場所を描いた場面です。盾の上には緑・白・赤・青の羽根飾りが立ち、その左右に正義の手を戴く笏と十字付き宝珠を戴く笏が添えられ、全体を金の帝冠とアーミンで裏打ちした赤いマントが覆います。盾の脇には赤い実のついた月桂樹と、どんぐりのついた樫の枝が並び、背後には黒い石刃を並べた木の棍棒と緑・白・赤の矢羽の矢筒が交差し、盾を囲む金の鎖の先にはグアダルーペの聖母を刻んだ勲章が下がり、上部の三色の帯の RELIGIÓN・INDEPENDENCIA・UNIÓN は独立を導いたイグアラ綱領の三つの保証を指します。
州・地域の旗 (32)

アグアスカリエンテス州
上の区画の中央では二人の天使が聖母被昇天の像を支え上げ、その左に炎の上に置かれた泉、右に切れた鎖があります。下の銀の区画には葡萄と水があふれるダムが、下の金の区画には歯車の中に座る一匹の蜂が描かれています。切れた鎖は自由を、泉は州名の由来となった温泉を表します。

バハ・カリフォルニア州
盾の中央に両腕を左右いっぱいに広げた人物像が上下いっぱいに立ち、その周りに左は緑の野、右は赤い歯車、下は青い海が置かれます。人物はこの地の人々を、他は農業・工業・海を表します。

バハ・カリフォルニア・スル州
白い地に濃紺の盾が置かれています。盾の中では四匹の銀色の魚が泳ぎ、その真ん中には金と赤に分かれた小さな盾があり、大きな白いホタテ貝が描かれています。

カンペチェ州
真珠で飾られた冠の下に、四つに分かれた紋章があります。赤地に銀色の三つの塔をもつ城が二つ、白い波の上を進む金色の帆船が二つ、たがいちがいに置かれています。

チアパス州
川で二つに分かれた崖の間に、金色のライオンが二頭立っています。一頭は城のそばに、もう一頭はヤシの枝を持ち、その上には冠と赤みがかったオレンジ色の空があります。

チワワ州
緑の月桂樹の輪の中に、茶色の山なみと鉱山のやぐら、征服者のかぶとと向かい合う先住民の横顔、そして塔が二つある大聖堂が描かれています。

コアウイラ州
「コアウイラ・デ・サラゴサ」と記された金色の飾り枠の中に、三つの場面があります。葉の茂る木のそばのオオカミ、「さらに彼方へ」の標語をかかげた柱のそばの赤いライオン、そして木々の茂る岸に昇る太陽です。

コリマ州
赤い縁の白い盾の中で、金の飾りがついた青い袖から出た腕が曲げられています。盾の上には羽飾りのついたかぶとがのり、下にはジャガー、ハイビスカス、火山が並んでいます。

ドゥランゴ州
冠をいただく金色の盾を樫の葉が囲み、赤いリボンで結ばれています。空色の中央には、緑の木を背にして茶色いオオカミが二頭立っています。

グアナフアト州
金色の縁の内側は白く、その中の紋章には、金色の冠の下、金の盾の上に青と白の衣をまとってヤシの葉を持つ女性が描かれています。

ゲレーロ州
白い地に、ジャガーの斑点の毛皮をまとった戦士がこん棒をふりあげています。その下の金色の円には赤と緑の階段模様があり、頭の上には羽根が扇のように広がっています。

イダルゴ州
盾の後ろでは、金色の太陽を描いた青い旗とメキシコの三色旗が交差しています。盾の中には鐘、緑の丘、麦をそえた赤い自由の帽子、そして太鼓が描かれています。

ハリスコ州
旗ざお側は青、外側は黄色で、その境目にまたがるように紋章が置かれています。丸い緑の木の両側で金色のライオンが二頭立ち上がり、上には鋼のかぶとと赤い小旗があります。

メキシコシティ
緑のウチワサボテンの葉が金色の盾を囲んでいます。中心では、青い地に金色の城がアーチ三つの橋の上に立ち、立ち上がった金色のライオン二頭が守っています。

ミチョアカン州
四つに分かれた盾には、金色の騎馬像、金色の冠三つ、歯車のある工場、開いた本の上の教会が描かれています。まわりは星をちりばめた青い縁で、いちばん上には白い魚がのっています。

モレロス州
銀色の縁には黒い大文字の標語が回っています。その中では茶色い大地から緑のトウモロコシが育ち、上には金色の星と「土地と自由」と書かれた帯があります。

ナヤリット州
赤い半分には金色のトウモロコシ、黄色い半分には弓と矢が描かれ、下には白い山なみがあります。中央には足あとで囲まれた小さな盾があり、その中にワシがいます。

ヌエボ・レオン州
四つに分かれた盾には、冠をかぶった赤いライオン、緑の山なみの下のオレンジの木、植民地時代の教会、そして煙をあげる五本の煙突がある製鉄所が詰め込まれています。標語は「常に高みへ」という意味です。

オアハカ州
赤い旗地に白い輪があり、「他人の権利を尊重することが平和である」という標語が回っています。輪の中にはミトラ遺跡の幾何学模様の石彫りと、鎖を引きちぎる二つの手が描かれています。

プエブラ州
羽をもつ蛇が盾の上を飾り、盾には雪をいただく火山、煙をあげる工場、ダムが描かれています。中心の白い光の星は1862年5月5日を表し、足もとにはトウモロコシの実が並びます。

ケレタロ州
交差した二本のメキシコ国旗の間に、金色の枠の盾が置かれています。十字架の下には人の顔をした太陽、白い馬に乗る騎士、そしてぶどうと麦をつけた木が描かれています。

キンタナ・ロー州
昇る半分の太陽から金色の光が扇のように広がり、その下には三つの区画があります。オレンジ色の地に渦巻きの形、青い地に灰色の五稜星、黄色い地に緑の三角形が三つ描かれています。

サン・ルイス・ポトシ州
地は青と金に分かれています。白い衣と青いマントをまとい冠をかぶった人物が金色の丘の上に立ち、十字架のついた旗を持っています。その左右には金と銀の帯が並びます。

シナロア州
「シナロア」の文字が赤い楕円の上に弧を描き、楕円は四つに分かれています。緑の丘の上に青い蛇が弓なりにのびる古い地名の記号、矢を交差させた石の塔、炎の中の大砲、そしていかりの上のシカの頭です。下には1831の数字があります。

ソノラ州
白い中央では、シカの踊り手がひょうたんのがらがらを振っています。そのまわりには、つるはしとシャベルのある鉱山、束ねた麦、雄牛の頭、そして沖を泳ぐサメが並んでいます。

メキシコ州
金色の縁には「文化・自由・労働」の標語が回っています。中には階段状のピラミッド、緑の丘の上の二つの十字架と大砲、そしてつるはし・シャベル・歯車をそえた開いた本が描かれています。

タバスコ州
白地に、赤と青灰色で四分割された王冠つきの盾。四つの金の塔、剣を持つ腕、金のライオン、花を持つ先住民の女性が描かれています。

タマウリパス州
金色の渦巻き模様の枠の中に、トウモロコシとリュウゼツラン、茶色の雄牛、漁船と魚、トラクター、羊、そして頂上が平らな山のそばに立つ石油やぐらが描かれています。

トラスカラ州
対角線で赤と白に分かれた旗です。盾には王冠をのせた文字 I・K・F、ワシの旗の下の金の城、交差した骨の上のどくろが描かれています。

ベラクルス州
赤い十字の下に金の城が立ち、青地には「PLUS ULTRA(さらに向こうへ)」と書かれた白い柱が二本あります。金色の縁には青い星が並び、全体を赤い花の輪が囲んでいます。

ユカタン州
旗竿側の緑の面に白い星が五つ、四隅と中央に並び、その横に赤・白・赤の三本の帯が続きます。

サカテカス州
黒い甲冑を着た四人のスペイン兵の上に聖母子が浮かび、その両側に金の太陽と三日月があります。下の帯には「LABOR VINCIT OMNIA(労働はすべてに勝つ)」と書かれています。